四半世記

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短答式結果

 令和2年司法試験の短答式試験結果が届いた。

 

憲法33、民法45、刑法29の合計107点。

足切りラインが93点だから辛うじて通貨。

 

うん…

点数については自己採点通りでマークミスはなし。

前回の日記では短答で落ちそうという見通しをたてていた。

昨年の足切りラインは108点だったから、昨年の基準だったら実際に切られていた。

93点は前代未聞のラインで、民法改正があったことをふまえてもほとんどの人は予測してなかったんじゃないかな。

それだけコロナ下でのマスク着用環境最終日は負荷があったということなのでしょう。

 

 

足切りラインが予想より低かったからといって、依然として厳しい状況にあることは変わらない。

短答合格者平均は118.1で、107点は2793人中2082位になる。1400人合格すると多めに見積もってもビハインドを背負っている。そもそも受験者平均が109.1点だからそれよりも低いのはなかなか深刻。

せめて120点くらい欲しかった。

 

しかし来年がない私にとってはいまさら点数など意味のないこと。

短答の点数がどうであろうと論文の評価がどうであろうと、意味があるのは受かるか落ちるかという結果だけ。

厳しい見通しは変わりないけど、93点というラインをみて過酷な試験環境が受験生にどれだけ作用していたかがわかった。受験直後は合格可能性を5%くらいとみていたけど、25%くらいはあるかもしれない。

それくらい紛れがある。

 

難しくなったのはこれからの方針。

発表の日(1月20日)まで働きながらのんびりするか、受かっていることを前提に転職活動するか、落ちていることを前提に予備試験の勉強をするか、すべて忘れるか。

試験が終わって今日まで1か月あったけど、あっという間だった。試験が終わったらやりたいと思っていたことはたくさんあったのだけれど、ほとんど手をつけられないでいる。

5回も同じ試験を受けて得たものは、生活のために労働してしまえばもう人生に残された時間はそれほど多くないというありふれた教訓だった。